美味しいもの三昧の一日を終えた僕は、5キロは優に太ってしまったのではと危ぶみつつ、その夜の宿泊先である別府の「旅館もみや」に到着しました。
するとまたもやここでも、昨晩と同じくらい豪華な会席料理の夕食が待っていたのです。ただこの夜はお部屋でいただきました。
だし巻き卵、ホヤの長芋和え、栗の甘露煮、茹で海老、さんまの有馬煮の彩り前菜盛り合わせは、ほんのり甘口から辛いものまで多彩な味のバリエーションを楽しむことができました。
続く鱧の土瓶蒸しはなんともいい香りで、お汁も全部完食。
マナガツオの味噌漬け焼きは、馴染みのある料理ながら杏が洒落たプラスアルファで、これはぜひハワイに帰ったら真似してみようと思いました。
れんこん饅頭と穴子の黄菊花餡掛けは、あまりの美しさにしばらくお箸をつけられませんでした。
豊後牛のたたきは、完璧に焼かれた3枚の霜降り肉が口の中でとろけるよう。
御飯、赤出し、香の物の後、フィナーレに出てきたメロンと梨、柿、巨峰のゼリーは、シンプルで自然な甘さが飲み食い三昧の一日の締めくくりに最高にリフレッシングでした。
食後勧められるままに温泉に入った僕は、身も心もほぐれるゆったりとした気分に。わずか2日で温泉のパワーに魂まで魅せられてしまいました。就寝前のお湯は安眠効果抜群です。(ただハワイには温泉がないので、同じようなカタルシス効果を得るには温かいシャワーを長~く浴びるしかないのが残念)。
翌朝、僕はホストに海地獄に行きましょうと言われビックリ。地獄?!ところが実際に行ってみると、そこは僕がイメージしていた地獄とはほど遠い、風光明媚な別府の温泉でした。
綺麗なだけでなく、本当に温泉で茹でた温泉たまごや、
シルクのようになめらかで濃厚な味わいの地獄プリンなど超美味しい名物があったのもうれしい驚きでした。特に後者は地獄どころか、僕には天国の味に思えました。
次は大山町へ。「大分大山町農業協同組合」に立ち寄ったのですが、農産物だけでなく柚子胡椒や民芸品、工芸品など職人作りの特産品がずらりと並ぶこの道の駅に、僕はすっかり夢中になってしまいました。
来る地元品評会に備えて展示された山盛りの梅も圧巻でした。
地元の人たちとお喋りしながら買い物するだけで本当にいろんなことが学べ、有意義な時間でした。
食料品をあれこれいっぱい見てお腹の虫が鳴くほど空腹になった僕たちは、日田にある古民家を改造した「和食工房新」で食事をすることに。胡麻豆腐、
叉焼、
茄子の田楽、
味噌チーズの小鉢料理と、
粒マスタードでいただくテリーヌ、
色鮮やかなお刺身コース、
魚と地元産和牛のコースなどを堪能しました。
がっつりランチの後は、一路いいちこ日田蒸留所へ。ここでは丸尾剛所長が直々で焼酎の蒸留方法を説明してくださいました。
試飲室に並ぶ焼酎の中に見たことのない銘柄をいくつも目にした僕は、全部買って帰りたかったのですが、すでにいっぱいの荷物がさらに増えてしまうので自制することに。
しかし、親切ないいちこの皆さんが、思い出にと素敵なギフトをくださいました。
大分県最後の訪問先は、ラムネや醤油で知られる老舗製造メーカー「合名会社まるはら」。原 次郎左衛門正幸代表の案内で工場見学をし、いろんなフレーバーのラムネだけでなく、
鮎の脂、椎茸エキスなどの旨味を配合した同社オリジナルの醤油も味見してみました。ワイリー・ダフレイン、グラント・アチャッツなど、アメリカやヨーロッパの有名シェフもここの醤油を愛用していると聞き、さすがと納得。
帰り際、次郎左衛門正幸代表より記念の品をお土産にいただき、最後の最後まで大分ならではの心づくしのおもてなしを受けました。
こんなに温かく歓迎され、いろんなことを学び、あれこれいっぱい食べた上に、贈りものまでいただいた僕の大分の旅は、本当に夢のようでした。聞くところによると、そんな体験は日本人でさえなかなかできないそうです。大分は温泉も料理ももちろん素晴らしいです。しかし、この土地の真の美はその人々にあると思います。僕が早々と大分を恋しく思っている一番の理由は、それです。
旅館もみや
http://www.beppu-momiya.jp/
海地獄
http://www.umijigoku.co.jp/
大分大山町農業協同組合
http://www.oyama-nk.com/
和食工房新
http://tabelog.com/en/oita/A4404/A440403/44000933/
いいちこ日田蒸留所
http://www.iichiko.co.jp/comp/factory/
合名会社まるはら
http://www.soysauce.co.jp/
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