新国立美術館で開催中の「古典 × 現代 2020 時空を超える日本のアート」 へ行きました。
古典 × 現代アーティストの展示です。
参加作家は
川内倫子
鴻池朋子
田根剛
菅木志雄
しりあがり寿
皆川明
横尾忠則
現代の作家8人が、それぞれ江戸時代以前の名品をもとに作品を提供しています。
こちらは、鴻池朋子氏と刀の展示。
写真は、刀剣 × 鴻池朋子のみ撮影することができます。
まず入ると 仙厓 × 菅 木志雄 の作品が展示されています。
仙厓
江戸時代 臨済宗古月派の禅僧、画家。
菅 木志雄 氏の作品 支空
続いては、花鳥画 × 川内倫子
花鳥画 伊藤若冲
中央に花鳥画が展示され、周りの壁に川内倫子氏の動物や植物、昆虫 の写真が展示されています。
川内倫子氏がデジタルカメラで撮影した動画も上映されていました。
Gallery 916で見た動画と同じものもありました。
ムクドリの群れ
中国 河北省の祭り 「打樹花」
私は、川内倫子さんの写真が好きなので、動画もずっと見ていたいくらいでした。
Gallery916での川内倫子さんの展示の模様はこちらをご覧ください
→ rinko kawauchi @ 916 Gallery
続いては、円空 × 棚田康司
両者とも1本の木から像を丸彫りされています。
円空
江戸時代前期の修驗僧、仏師、歌人。
12万隊の仏像を彫ったとされ、日本各地で発見されている。
棚田康司 氏の作品「鏡の少女」
円空、棚田氏、それぞれの作品が、7体ほど展示されています。
棚田氏の作品を初めて見たのですが、とても好きでした。
指の細かいところまで、どのように彫っているのだろうか.....、元はどういう形の木だったのだろうか.....と想像するのも楽しかった。
続いては、刀剣 × 鴻池朋子
こちらは唯一、写真撮影が可能です。
鴻池朋子さんの作品もとても好きなので、見ることができて嬉しかった。
革に絵を描いていて、とても大きな作品です。
中央の割れ目のところにシルバーに顔がついた魂みたいなものがビュンビュン飛んでいます。
刀は、呪具や祭具としても製造されてきたというのもあるので、この鴻池さんの魂のような物体と共鳴していました。
続いて 仏像 × 田根 剛
田根 剛 氏は、エストニア国立博物館で注目された建築家。
日光菩薩 、月光菩薩は、それぞれ光で人を導き、癒すとされています。
滋賀県の西明寺にある薬師如来像。
真っ暗な空間に黄金の仏像。
仏像の周りに上下に動く光があって、私が入ったときは皆さん遠巻きに見ていたので、目の錯覚で仏像が上下に動いているように見えました。
私は、以前行った上野の展覧会の会場構成がとっても好きで、その構成を田根 氏がしていることを知ってから、ずっとファンなのですが、この作品は誰の作品か知らずに真っ暗な空間に入ってしまい
「この作品、凄い良かったなー」
と思って出てきて、壁にある作家名を見て、田根 氏の作品と知りました。
とても美しい空間でした。
続いては 葛飾北斎 × しりあがり寿
言わずと知れた 葛飾北斎の風景画 と 漫画家 しりあがり寿 氏とのコラボ。
こちらは、葛飾北斎 の作品
そしてこちらは、しりあがり寿 の作品
パソコン上でデザインしたものを和紙にプリントアウトされています。
他の作品も北斎の作品のパロディーで、北斎の作品の横にしりあがり氏のパロディー作品が並んで展示されています。
どれもとっても面白かったのですが、私はこの富士山の入った景色の太陽側から見た地球や温暖化が進んで富士山が海にのまれる 作品が好きでした。
そして、しりあがり寿氏 の動画が、面白くて、笑いを堪えきれなかった。
しりあがり氏の描いた 北斎が絵を描きまくる動画です。
目がキラキラしたり、ダンスを踊ったり……
何度でも見れる。
続いては、 尾形乾山 × 皆川 明
尾形乾山
江戸時代の陶工、絵師。
兄は、絵師、工芸家の尾形光琳。
百合を形取った懐石器は、江戸時代のものとは思えいないようなデザインでした。
椿が描いた向付けもとても可愛かった。
兄の光琳が遺産と散財し、乾山は、同様に遺産を相続しても内相的で書物を愛し、地味な生活を送った….というのが、作品に出ているように思いました。
mina perhonen の生地と共に 展示されています。
こちらと一緒に展示されているのが、横尾忠則氏の作品。
この展覧会のために描いた新作や近作、過去の作品が7点ほど展示されていました。
どの展示も見応えがあって、素晴らしかった。
「日本の古典アートと現代アートを組み合わせて展示をする」というアイデアに惹かれて行ったのですが、気がついたら好きな作家さんだらけで、作品といい展示の仕方といい、久しぶりに
「 いい展覧会に行ったー!!! 」
と大満足でした 。
海外では、行くと気分が高揚する展覧会が多いのですが、日本ではなかなか無いので、また行こうと思います。
海外へ巡回して欲しい。
日本を誇れる展示。
お薦めです。
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