今日は私の大好きなカフェについて書きます。
マンハッタンのグリーニッチビレッジにある、老舗のカフェCaffe Reggioです。
こちらがMacdougal Stから観た外観。とっても個性的な店構えなのですぐわかります。
このカフェはこれまで何度となく私のブログに登場してきましたが、今回はじっくりとシンプルにこのカフェを紹介したいと思います。
まずは基本情報から。。。。
====================
Caffe Reggio
住所:119 Macdougal St, New York, NY 10012
営業時間:午前9時–午前3時
創業:1927年
====================
こちらが店内。
イタリアンカプチーノを1920年代にアメリカに最初に持ち込んだのが、Caffe Reggioの創業者のDomenico Parisi氏。ということで、”Caffe Reggio The Original Cappuccino”として有名です。
その時に持ち込まれた当時のエスプレッソマシーンが店内に展示されてあります。キラキラとしてごっつくって、使うの複雑そう〜っといいたイメージ。マシーン自体は1902年製とカフェよりも古く、1927年のオープンの際にParisi氏が購入したんだとか。
入店してまずすぐに目につくのが、壁に所狭しと飾られた80点以上のアート作品。イタリアンルネッサンスまで遡るものもあります。その中でも格別なのが16世紀のイタリアバロック期の巨匠カラヴァッジオのスクールで見つかった絵画です(上の写真の左の絵です)。重厚な画調が創り出す圧倒的な存在感でカフェ全体のトーンを完全に支配しています。
またイタリアのフィレンツェの大富豪一族の「メディチ家」の紋章が入った由緒正しいベンチもあります。このベンチは隔離されてあるわけでもなく、誰でも座れます(この下の写真の女性が座っている正にそのベンチです!)。座った時の感触は独特で、自分の体よりも椅子に主導権を握られている感じ。しっかりしないとな〜と思わせられる椅子です。
と、Caffe Reggioは歴史的、文化的価値のあるカフェです。しかし、私が好きな理由はそういうことだからということでもありません。実際こういうCaffe Reggioの詳しい歴史を書いたオレンジ色のカードはどのテーブルにも置いてありますが、読んでみたのは、ブログを書くにあたって今回が初めて!知ったかぶりして書いてみました。
ん。。ではどうしてここが好きなのか。。。
やっぱり一言では言い尽くせません!
私にとっての長所はざっとあげるとこんなところです。
・朝早くから夜遅くまで、毎日開いている。
・「長居をしても嫌がられない」ニューヨークで唯一のカフェ(サーバーがテーブルに付くタイプの。喫茶店ですね。)だと思います。(もちろん忙しい週末の午後などはほどほどに、ですが。)
・コーヒー一杯飲みに一人で行っても嫌がられない(店内にはそういう人はたくさんいます。これもニューヨークでは本当に貴重!)
・お店の雰囲気が抜群
・良心的なお値段
・コーヒーやティーなどドリンクのほか、スイーツも充実していてお茶もできるし朝昼晩の食事もしっかり取れる
・使われているカップ、ソーサー、グラス、などの食器類もアンティークで素敵なものばかり
・サーバーがみんな気さくで、嫌味が全くないし、気が利く仕事ができる若者たちで、テキパキ動き回る姿は清々しい
ちなみにこちらがサーバーのOlgaさん。私が一人で入店し、コーヒー一杯だけオーダーしたり、長居しても嫌な顔一つせず、いつも爽やかに機敏にテキパキとさっぱりとサーブしてくれます。いつもおしゃれでかわいいです!
・おまけに、ここのBGMはクラッシックがかかっていますが、私の大好きなショパンがいつもかかっていて、私の気分を最高にしてくれる
など。。。
もちろん、反対に短所もあります。(私は愛嬌と呼んでいます)
・スペースが狭いので、冬などはコートの置き場所に困ったり、隣のお客さんとの接触率が高かったり、通路も狭いので、人が通るたびに気になってしまう
・トイレがかなり狭く、お世辞にも綺麗とは言えません
さて、このカフェをゆっくり楽しめる時間帯が、朝早くか夜。月曜日の朝一とか、水曜日の夜とか、ゆったりとした時間が流れます。最高です。逆に週末は避けた方がいいです。優雅にコーヒーっていう場合ではないくらい賑わいすぎです(苦笑)特に避けたいのは週末の午後。午後のコーヒー&ティータイムで、少々人が多すぎです。
客層もとっても幅広いです。老若男女問わず、若いカップルや、老夫婦、近くのニューヨーク大学の学生友達グループから、旅行客、家族連れ、常連のおじさま、などなど、お客さんを見るだけでも飽きません。
暖かくなれば、外のテーブル席も人気で、これこそグリーニッチビレッジを訪れる個性豊かな町の人々を観察しながらお茶をするだけでこれまた楽しいのです。
ちなみに私はカップとソーサーが異常に好きな人間で、ここのカップとソーサーは格別にいいです。特に、「Macchiato」に使われるカップのサイズが私にとってのパーフェクトカップサイズ。でも私の定番はカプチーノで、カップは一回り大きめ。でも可愛いから許す!このカップとソーサーはコレクターズアイテムみたいです。ちなみに私の定番オーダーはカプチーノとビスコッティーです。
たくさん掲げた長所の中でもやっぱり私の一番は「落ち着く」ということかな。長居なんてさせてくれればどこでもできるということでもなく、長居できるのもその空間が自分の気持ちとスパッと合わないとできないことです。
Caffe Reggioが私の「心を落ち着かせてくれる」のは一体なぜだろう。。。
しっくりくるというか、そこにいるとその場所、空間にいることだけで、気分がワクワクし、嬉しくなり、読書やら、勉強やら、仕事やらはかどります。混んでいる時は活気あってザワザワ騒々しく、そういう場所が大嫌いな私ですが、ここだけは、その騒がしさが気にならない。ん。。。どうしてだろう。。。。
どんなに周りが騒がしくとも、自分のテーブルの上には静寂というか、秩序が整っているというか、誰にも邪魔されない絶対領域になっているというかだから、安心感が自然と生まれます。ここの大理石の重厚なテーブルが私は好きなのですが、それは忽然と私のコーヒーと私のスペースをどっしりと守ってくれていて、心が落ち着くんです。雰囲気に酔っちゃってるんですね、きっと。だからそのスペースに本を持ってきても、仕事や勉強を持ってきても、はかどる気がするんです。
大理石のテーブル、椅子、所狭しと飾られてある絵画、照明、アンティークなエスプレッソマシーン、コーヒーカップやソーサー、グラスなど、すべてが古くて歴史的価値のあるものばかり使われており、そのすべてがこのCaffe Reggio独特な、「荘厳だけど親しみやすい」不思議な空間演出に貢献しているのです。そういった私よりも何百年も先輩の調度品たちの威厳は、そういうのに鈍感な私のような人間にもちゃぁーんと伝わるんだなと思いました。あの空間が落ち着くのも納得です
私は気が向かない時、仕事がうまくいかない時や、自分の自信を失いそうになってる時には、必ずここに立ち寄り、大好きな自分を再確認しにきます。夏なんかには仕事場から歩いてここに立ち寄り、一杯何か飲んで帰るだけで、平凡だったその1日がパッと特別な日になり、楽しい気持ちになるし、何か集中して読書などしたい時も最高な場所です。それから、旅行前と後に必ず立ち寄るのもなぜか、いつからかの自分の儀式になっています。ニューヨークで一番好きな場所だからか、ここに来ることで、自分の「ホーム」を確かめにきているのかもしれませんね。
といろいろ熱い思いを綴りましたが、とにかく私の言いたいことは、Caffe Reggioは最高だということなのです。
0コメント