こんにちは Lulu.です。今回はサンフランシスコから2.4kmのところに浮かぶアルカトラズ島です。1963年まで凶悪犯を収容する連邦刑務所として使用され、アル・カポネやジョージ・“マシンガン”・ケリーなどが投獄されていました。現在は、ゴールデンゲート国立レクリエーションエリアの歴史地区として一般に公開されています。
アルカトラズに行くには、ピア33から出るフェリーに乗り込みます。人気のため休日は予約で埋まっていることが多いのですが、直前に出たキャンセルにうまく滑り込めたので〜10年ぶりに行ってきました。
政府閉鎖(government shutdown)の影響で、国立公園のビジターセンターが閉鎖されたりとなんとも…な時期でしたが、アルカトラズ観光においては影響ありませんでした。
潮流の関係で夏でも肌寒いサンフランシスコの冬の海風は強烈に冷たい。みんなフードをしっかりと被って頑張っていたのですが、この写真を撮った直後アトラクションのような大波でずぶ濡れになりました。
余談ですが〜The North Face率がとても高かった。という私も着ていましたが。ヒマラヤをはじめ「山」に惹かれるのですが、難壁であるアイガー北壁(ザ ノース フェイス)を彷彿とさせるこのブランド名がとても好きなんです。The North Faceは、1968年にダグ・トンプキンス氏がサンフランシスコで創業。ブランド名は、最も征服が困難なルートを意味する「北壁(ザ ノース フェイス)」に由来し、チャレンジ精神を反映しています。あの3本線のマークはヨセミテの象徴であるハーフドームをイメージしているという。うん、ヨセミテは大好きな国立公園。
左にゴールデンゲートブリッジ。
上陸。
まずはレンジャーの話を聞きます。INDIANS WELCOMEの文字は、ネイティヴ・アメリカンがこの島を占拠しアメリカ政府に対する抗議活動を行った名残。
島の頂上に建てられた刑務所棟までの道のりを、「こんな冷たく早い潮流の海を対岸まで泳ぐなんて、全くもって脱獄不可能だろう。さむ〜!」と横目で監視塔をみながら歩きます。
刑務所に収監される囚人がかつて辿った経路通りに進みます。
シャワールームではオーディオガイドが配られます(日本語あり)。日本人と分かると、おじさんが知ってる日本語を全力で話してくるので、後ろに渋滞ができない程度にゆったりと聞きます。新宿と渋谷以外の東京の地名が知りたかったようなので、スペルと共に「六本木」を教えておきました。ミシシッピー並みの綴りの難易度か?笑。(ミシシッピー "Mississippi" は小学校のスペリングテストの頻出単語)
ここから音声に従ってセルフガイドツアーの始まりです。3階建ての独房がズラリと並び、正面には事が起こった際、囚人たちを狙い撃ちできる「ガン ギャラリー」と呼ばれるスペースが設けてあります。
図書館も。「脳内は自由で何処へでも行けるんだ」という囚人の言葉が残りました。本だけではなく様々な嗜好品は、素行が良いと得られるポイントを使用しての「特典」であったという。
皆が楽しみにしていたという野外の運動場。
絵を描いたり、おばあさんに教わったかぎ編みを楽しんだ囚人もいたようです。
規則違反をした者が入る懲罰房。ある囚人は、電気を消された後の気の狂いそうな暗い空間で…ボタンを投げては見つける、という「遊び」で時間を潰したという。
Times Squareの向こうは食堂。囚人が一堂に会する食堂の天井には催涙ガスが設置され「ガス室」と呼ばれていたそうですが、その催涙ガスが使用されたことは一度もなかったそう。
1963年3月21日のメニュー。
たった2kmしかないのに、もう手に入らない日常が小さな窓から見える。
大晦日などは対岸から華やかな音楽が聞こえ、自らが失った全てを噛み締めていたという。
すぐそこにサンフランシスコの街が広がっています。
そして伝説の脱獄囚、フランク・モリスとアングリン兄弟。絵の具と床屋で集めた髪の毛を使用して作ったダミーの頭部で看守を騙し、
1962年6月12日、13本のスプーンで削った通気口から配管を伝い屋上に出て、筏で脱獄。
当局の威信をかけての捜査にも関わらず、3人は発見されませんでした。早い潮の流れと冷たい海を対岸まで泳ぎきれた可能性はないという判断により「溺死」扱いにされています。クリント・イーストウッド主演の映画『 Escape From Alcatraz(アルカトラズからの脱出)』はこの事件を基に制作されています。近年、3人が今なお生きているという可能性が浮上しているようですが〜真相は如何に。
1963年3月21日、アルカトラズは財政難と老朽化のため閉鎖されます。
アルカトラズ島は海鳥や水鳥の自然保護区となっており、営巣期には繁殖を守るため島内の一部が立ち入り禁止になります。
いつもはオーディオガイドを好まない私ですが、ここのオーディオガイドは効率よく臨場感に溢れ、とてもいい構成だと思いました。サンフランシスコに来たら訪れたいアドレスです。
アルカトラズ クルーズの予約サイト
Astier de Villatteのキャンドル「アルカトラズ」を灯しながら記事を書きました〜
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