"建築発・アート経由・ファッション行き" by Sran
こんにちは。建築家のSranです。
VOGUE blogがリニューアルしましたね!写真も大きくなって見やすくなり、これから私からはアート&デザインをテーマに、様々な情報をお届けできたらと思います。
まずは、現在上野の東京国立博物館で開催中の
アート オブ ブルガリ
130年にわたるイタリアの美の至宝
先日行われた、VOGUEのエクスクルーシブイベントのレポートから。
130年以上に渡るブルガリの美しいコレクションが展示されています。
見た瞬間、実感したのは宝石の魔法。
女性ならこのジュエリーたちを見た瞬間に、本能的に感じる高揚感。
今回のイベントはVOGUE読者とブロガーのイベントでほとんどが女性でしたが、みんな美しいジュエリーにうっとりしていました
ブルガリ家はもともとギリシャで銀細工の職人だったそうで、ローマに宝飾店を開いたことからブルガリのブランドの歴史はスタートしたそうです。
開場は東京国立博物館 表慶館。
明治末期の代表的な洋風建築であり、美しいドーム屋根をもつこの建築は、ローマから始まったブルガリの展覧会にはぴったりの建築です。
今回の展覧会では、この美しい建築を使った様々な演出も見どころの一つです。
建物に一歩入ると、まず出迎えてくれるのが、巨大なドーム空間をつかったプロジェクションマッピング。
歴史的な建築に、ブルガリのジュエリーのモチーフなどが映し出されて、ずっと見ていても飽きない空間。
新しい手法を使った展示でありながら、歴史的なものを尊重する、ブルガリの姿勢が感じられます。
美しい階段室にも、ローマの街並とブルガリのコレクションが映し出されます。
この建物の中にいると、日本にいることを忘れてしまいそうです。
ドームの吹抜けを2階からのぞくと、こんなところにも素敵な演出が。
空間との融合が全く違和感なく、来訪者を飽きさせないです。
美しいジュエリーに、女性としては心を奪われずにはいられませんでしたが、一デザイナーとしてとても興味深かったのが、ジュエリーのデザイン画の展示でした。
ブルガリのジュエリーの特徴は、ボリュームある宝石をふんだんにつかったデザインですが、設計目線で見ると、大きな宝石は希少価値が高く同じ大きさが集まるのにも時間がかかるでしょうし、全体として重くなりすぎて女性が付けれなかったり、重みでたわんでしまったりしないか、様々な条件を考慮した上でのデザインが重要なんだろうなと想像していました。
こんな美しいジュエリーを、どうやって、どこからインスピレーションを受けてデザインしているんだろう?
そんなことを考えながら見ていて、ブルガリのPRの方にいろんな質問をぶつけていました。
現在のブルガリのブランドヘリテージキュレーターを務める、ルチア・ボスカイニ氏は、もともとジュエリーの材料となる宝石を集める仕事をしていたそう。
そこで培われた宝石を見る目が、宝石本来の美しさを活かしたデザインにつながっているのでしょう。
デザインする際は、まだ成形されていない宝石をたくさん混ぜてゴロゴロと転がし、バランスを調整しながらデザインイメージを堅めていくそうです。
ブランドの哲学を語るルチア・ボスカイニさんのこちらのインタビュー動画も必見。
なにも考えず、ただただうっとりとできるブルガリの世界。
会期終了まであとわずかですが、ぜひぜひ足を運んでみてください。
『アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝』
2015年9月8日(火)~11月29日(日)
東京国立博物館 表慶館(上野公園)
JR上野駅公園口、鶯谷駅南口より徒歩10分
一般1400円(1200円/1100円)、
大学生・高校生800円(600円/500円)
* ( )内は前売り/20名以上の団体料金
公式ホームページ
03-5777-8600
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