遠藤周作 原作、マーティン・スコセッシ監督の「沈黙 ーサイレンスー」が全国で公開中です。
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スコセッシ監督が28年かけて映画化した「沈黙 ーサイレンスー」は人々の信仰や、人間の強さや弱さなどついて描かれている大作です。
映画 "沈黙"が完成したのは、アメリカ大統領選の2日前!
それは決して偶然ではなかったと、監督は言います。
この映画は、政治や異文化の衝突など世界中で問題が起きているいま「信じること」について、考えることの重要さを気づかせてくれます。
神の存在を感じさせるロドリゴとキチジローの美しいシーン
"沈黙"は観ていて辛くなるシーンも多く、観終わった後は脳天にどーん、、と響くというか、、決して娯楽ではなくデート向きの映画ではないかもしれません。
娯楽が細分化されている現代、誰もが知る映画監督の巨匠が少なくなったと感じることがあります。
そんな現存する数少ない巨匠のひとりだからこそ、"沈黙"を映画化するにあたっての(監督がこの点でもとても苦労したとお話しされていますが)資金集めをし、大作を仕上げることができた。
スコセッシ監督でなければできなかった、そのことに敬意を払って絶対に映画館に観に行かねば!と思いました。
映画は原作にとても忠実だったことや、監督自身が影響を受けたという"雨月物語"へオマージュを捧げた美しい夜の小舟のシーン、観ているこちらを引き込むイッセー尾形の名演技などが特に印象に残りました。
"沈黙"の原作者、遠藤周作はCMやTV番組に出演したりと諧謔も楽しまれた文化人。
子供の頃は面白い作家さん(失礼!)なんて思っていましたが、10代になってから小説を読んでみて印象が全然違うことに驚いた思い出があります。
"沈黙"はかなり昔に読んでいましたが映画を観る前にもう一度読んだおかげで、内容を比較できたりしてより楽しめました。
映画を観る前もしくは後に再読することをオススメします!
イチゾウ、モキチ、ロドリゴとガルペが語り合う夜のシーン。
素晴らしいライティング!緊張が続く隠れ家の貧困の中にも美しさがあることを感じさせてくれるようです。
最後のシーンで、原作にないスコセッシ監督の解釈が付け加えられています。
もし原作者の遠藤周作が映画を観たらどう思うかな?と思いましたが、懐の深いかただったからきっと喜んで楽しまれるのではないかと。
時空を超え、映画の中で二人の巨匠の対話を見ることができたように感じました、、ずっと忘れられない映画になりそうです。
全国公開中です!
「沈黙 ーサイレンスー」
http://chinmoku.jp/
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