こんにちは Lulu.です。オーギュスト・ペレが手掛けたコンクリート建築のモビリエ・ナショナル(Mobilier National:フランス国有動産管理局)で開催された、エルメス 2022年春夏 メンズコレクション。
「ここエルメスでは、ファッションではなく服をつくっている。」というヴェロニク・ニシャニアンの言葉通り、とても素直で、スッキリと澄んだ爽やかなコレクションでした。
ひっそりとしているけれど、馬具商エルメスの軸はしっかりと感じ取れます。
ロープのベルトにはハミ状の金具が光り
ネックレスには馬と蹄鉄。
ブツブツ穴で表現された馬「Quadrige equine」がお目見え。
大きなロゴを連れて歩くのは、表面は見えるけれど、奥行きや深さは視えない。というヴェロニク・ニシャニアンの考察。自然で潔くて美しい。
そして、このコレクションに対するLUKE LEITCHさんのテキストに感銘を受けました。
This was a collection that called to mind what Antoine de Saint-Exupéry in Le Petit Prince described as “a very simple secret: It is only with the heart that one can see rightly; what is essential is invisible to the eye.” It was a new attitude, and it was interesting.
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ『星の王子さま(Le Petit Prince)』に出てくる言葉です。「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」 訳:内藤 濯(あろう)
深い内容がとても平易な表現で綴られている高度な童話『星の王子さま』。
飛行士であったサン=テグジュペリ。空から地上を眺めた時の「日常のゴタゴタがちっぽけに感じる」あの突き抜けるような解放感を日々味わっていたのでしょうか。
つまらない世間ごとに引っかかって、ほんとうの事のよさに無頓着なーさもなければ、間ちがったことを、ほんとうの事と思っているー人間のばからしさを、つくづく情けなく思ったのでしょう。(内藤 濯)
“All grown-ups were once children. (But only few of them remember it.)”
「おとなは、だれも、はじめは子どもだった。(しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。)」
いつまでも子供ごころを失わずにいるおとなこそ、ほんとうの大人であることを、子供にもおとなにも知らそうとしたところにあるのでしょう。(内藤 濯)
リヨンのベルクール広場近くで生まれたというアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ。広場には、サン=テグジュペリと星の王子さまの像が立っています。
壁面に描かれた絵にも
「心で見る」ということは自分が本当にしたいこと、魂が求めることに忠実であるということなのかもしれない。なんとなく、とか直感という感覚で捉えられるもの。こう思われるかもしれないとか、こうすべきだよなとか…脳で考えると消えてしまうもの。言葉にする前にこみ上げてくる大切なもの。
無邪気って邪気がないこと。素直に己に従える「無邪気なおとな」でありたい。
大切な気付きをありがとう。
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