シンプルな人生は美しい 。
モロッコの山奥で暮らす、アマズィーグ族の姉妹をめぐるお話の"ハウス・イン ・ザ・フィールズ"
特殊効果の一切ない、本当に素朴なこの映画を見て幸せな気持ちになりました。
自分の義務だからと学校を諦めて結婚する姉ファーティマ、自分も学校を将来卒業できないかもしれないと不安を感じている妹ハディージャは、これから大好きなお姉さんと離れてしまうことに寂しさを感じています。
信心深く伝統を大切にし、自然や動物と共存しながら暮らしている村の暮らしはとてもシンプル。
素朴なパンを主食とした食生活や、ハディージャが友達と採ったばかりの木の実を食べながら一緒に歌ったり、村をあげて盛大なお祝いをする結婚式のために皆でクッキー作りをしているシーンに特に心惹かれました。
その時に使っていた簡素なオーブンがとても可愛らしくて、印象に残っています。
この映画はドキュメンタリーですが、監督が5年に渡って寝食を共にし彼らに信頼されているからこそ撮れた、ドキュメンタリー以上の物語になっています。
モロッコの法律が変わり、村の生活にも少しずつ変化が訪れようとしています。
学校と勉強が好きで、世の中の変化を敏感に感じ取っているファーティマの夢は弁護士になること。
この村の女性たちも、自分の人生を自分で決められる時代になっていくのです。
守るべき伝統と、よりよい未来のために変化が必要な慣習があると思います…どうかファーティマの夢が叶いますように!
ひとつひとつのシーンが美しく、現地を旅しているような気分になれます。
写真家としても活躍しているタラ・ハディドが、脚本家、監督、プロデューサーを担当していて、建築家のザハ・ハディドは叔母にあたるそうです。
才能に溢れた一族ですね…‼︎
モロッコのパンを食べてみたくなって、作ってみました。
オイルや乳製品を使わないパンは固めですが、素朴な味わいで美味しい!
現地ではスープや煮込み料理と一緒にいただくそうです。
アップリンク渋谷
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