今年久しぶりに訪れたシンガポール旅行で、昔から受け継がれている独特のハイブリッド文化にすっかり魅せられた私、、
タイムリーにも、渋谷区立 松濤美術館でサロンクバヤ シンガポール 麗しのスタイル展が開催されているので観に行ってきました!
"サロンクバヤ"とは、レースなどで装飾されたクバヤというブラウスと、サロンと呼ばれるジャワ更紗の腰衣を組み合わせたスタイルです。
このスタイルを作り出したのは、シンガポールに移住してきた中国系やインド系などの子孫"プラナカン"の人々。
彼らはアジア、ヨーロッパの文化を取り入れ、独自のハイブリッドなプラナカン文化を形成します。
展示会では、18世紀から20世紀にかけてのサロンやクバヤ、ジュエリー、サンダルなどが紹介されています。
18世紀 儀礼用ローブ
当時のジャワ島の為政者たちはパッチワークに呪術的な力があると考えていました。
19世紀の上衣 バジュパンジャンと腰衣のサロン
インド、ミャンマー、インドネシアなどのスタイルがミックスされています。
刺繍に中国の影響を感じる、1900-1920年頃の皮製靴。
この頃、中国では清が終わりを迎え、新たな中華民国が樹立されたりと激動の時代を迎えていました。
シンガポールにいたプラナカンの人々も自分たちの新しいアイデンティティーを模索しだし、それが服装にも現れるようになります。
1910-1920年頃のブラウス リアンラーポー・タイサーと腰衣 サロン。
熱帯雨林気候のシンガポールでは、薄地のブラウスがぴったり。
このチャイナ襟の刺繍ブラウス生地はヨーロッパ製で、ジャワ更紗ボトムとの組み合わせ、、まさにマジックミックス!
左:1930年頃 クバヤとサロン 右:1930-50年頃 ローブ ミャンマーでは絹やサテンの長い上衣は婚礼などに着用されていました。
1910年頃のプラナカンの女性
1910-1930年頃〜 クバヤとサロン
この頃になるとミシン刺繍が使われるようになってきて、華やかなレース使いのクバヤが多く登場するようになります。
それまではボビンレースが使われていて、全てがハンドメイドだったことを考えると気が遠くなるような作業ですね、、
1930-1950年代頃のクバヤと腰布 カインパンジャン
キュートな1930年頃の犬文様ハイヒールビーズスリッパ
ミュールはここからきていたのですね、、!
1950年代頃 クバヤとサロン
第二次世界大戦とファッションの急激な変化に伴いサロンクバヤも影響を受け、より明るく大胆なデザインが流行しました。
左の女性はリム・カム・ペック、母から娘へ3世代にわたって伝えられたジュエリーコレクションの持ち主です。
ダイヤモンドやゴールドがふんだんに使われたジュエリーコレクションからは、彼らの財力をうかがい知ることができます、、!
ブリリアンカットとローズカットのダイヤモンドがちりばめられた、1900-1920年頃の3点組ブローチ!
上記の肖像写真で、リム・カム・ペックさんが身につけているダイヤモンドのブローチ
チャーミングな鳥型!金製ダイアモンド・ブローチセット
フック付きの銀製ベルトポーチ
この展覧会は日本とシンガポール外交関係樹立50周年を記念して開催されました。
シンガポールの文化を深く知ることのできる絶好のチャンスです!
サロンクバヤ:シンガポール 麗しのスタイル
Singapore, Sarong Kebaya and Style
つながりあう世界のプラナカン・ファッション
〜2016年9月25日(日)まで
渋谷区立松濤美術館
特別展期間中:午前10時~午後6時(金曜 午後8時まで)
休館日:毎週月曜日 (祝日又は休日の場合は開館)
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